内視鏡検査

内視鏡検査

内視鏡検査とは

先端に小型カメラが内蔵された管(チューブ)を口や鼻、肛門から入れて、胃や食道、十二指腸、大腸の中の様子を観察する検査です。

メリット ・効率良く検査し、疾患を特定できる
・粘膜を直接観察できるので、小さな病変も観察できる
・検査をしながら、ポリープなどの切除や病変組織の採取もできる
デメリット ・違和感や痛み、嘔吐反射(吐き気)などが伴う可能性がある
治療期間・治療回数 検査自体は15~30分程度
※鎮静剤(麻酔剤)を使用した場合は、検査後に1時間程度の休息していただくので、計2~3時間程度かかります。
費用(税込) 6,000円~12,000円

経鼻内視鏡検査

患者さんが楽な経鼻内視鏡を導入

患者さんが楽な経鼻内視鏡を導入

当院では胃と大腸の内視鏡検査を行っており、胃の検査については、口からチューブを入れる経口内視鏡のほか、鼻から入れる経鼻内視鏡も導入しております。
経口内視鏡の場合、患者さんによっては吐き気を催すことがありますが、経鼻内視鏡ではこの心配がないため、とても楽に検査を受けられます。
患者さんの要望を第一に、経口内視鏡と経鼻内視鏡を使い分けながら検査を行っています。

経口内視鏡と変わらない鮮明な画像

経鼻内視鏡は経口よりも内蔵されているカメラが小さいため、「経口よりも画像が劣る」と言われてきました。しかし現在では機器の機能が向上しており、当院が採用する新しい経鼻内視鏡は経口とそん色ないきれいな画像を映せるため、くわしく臓器の状態を調べられます。

当院の内視鏡検査

検査は年に300件以上。過去のトラブルもありません

当院では年に300件以上(※2023年度実績)、内視鏡の検査を行っています。臓器を傷つけるなどのトラブルも過去に起こしたことはありません。
検査は原則として、毎週月曜日の午前中にお願いしています。
月曜日がどうしても無理な方はご相談ください。火~土の午前中のあいている時間にすることも可能です。

安全性を重視した検査

内視鏡検査を行うときは、患者さんの負担を減らすために鎮痛剤や鎮静剤を用いることがありますが、当院ではできる限り薬を使わず、患者さんの意識を保ったまま検査を行っています。
鎮痛剤や鎮静剤を使うと確かに意識がぼんやりとして、また痛みにも鈍感になるため楽に受けられるのですが、その分、患者さんが痛みに気付かなかったり、意識レベルが下がることで呼吸が浅くなったりすることがあります。当院では「万が一」を考えて安全性を重視しています。大腸検査については、少量の鎮痛剤を使います。

検査で発見できる病気

胃がんと大腸がんは早期発見で根治しやすい病気です

胃がんと大腸がんは早期発見で根治しやすい病気です

胃と大腸の内視鏡検査を行うことで、以下のような病気が発見できます。胃がん、大腸がんは早期発見で根治しやすい病気。「検査を受けた方が良い症状」に当てはまる方は、一度ご相談ください。

胃の検査でわかる病気

逆流性食道炎、食道がん、胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍、アニサキス(寄生虫により腹痛や吐き気が起こる病気)など

大腸の検査でわかる病気

大腸炎、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、ポリープ、痔核など

検査を受けた方が良い症状

胃の検査を受けた方が良い症状

胸やけ、胃のもたれ、お腹の上の方が張る、胃が痛い、吐き気が数日間続くなど

大腸の検査を受けた方が良い症状

下痢が続く、便に出血がある、お腹の下の方が痛い、便に粘液が混じるなど

検査の流れ

胃の検査(経鼻内視鏡の場合)

  • 1問診

    患者さんの鼻の状態やアレルギーの有無、服用している薬などについてうかがいます。

  • 2前処置

    胃をきれいにする薬を飲んでいただきます。鼻の中に血管を収縮させる薬剤をスプレーして出血がしづらい状態にし、鼻にチューブが通りやすいようにします。鼻の中に局所麻酔薬を注入します。

  • 3チューブを入れる

    チューブを鼻の中に入れます。経鼻内視鏡では、経口内視鏡とは違い、吐き気が起こることはありません。

  • 4検査

    胃の内部に異変がないか、慎重に見ていきます。

  • 5検査終了

    胃の内部を見終わったらチューブを引き抜きます。

  • 6ご帰宅

    当院では胃の内視鏡検査時に鎮痛・鎮静剤を使わないため、検査後すぐにお帰りいただけます。

大腸の検査

  • 1準備

    キノコや海藻類など、検査前日の夕食に避けていただきたいものを事前にお伝えします。前日の夜に下剤(錠剤)を飲んでいただきます。水やスポーツドリンク、お茶などの水分をとられても問題ありません。薬を服用されている方については、患者さんごとに対応をお話しします。

  • 2腸管洗浄

    朝の6時ごろからご自宅で腸管洗浄液を飲んでいただきます。便が透明になるまで飲んでいただくのが目安ですが、当院では看護師がお電話で便の状態についてお聞きし、飲むのを止めるタイミングについてお伝えしています。

  • 3問診

    検査の前に、便の状態などについてお聞きします。

  • 4検査

    検査衣に着替えていただいた後、検査を行います。

  • 5ご帰宅

    大腸内視鏡の検査時には鎮痛剤を少量使いますので、検査後30分は当院で安静にしていただき、その後、ご帰宅いただきます。検査後の食事については普段通りで大丈夫です。

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