生活習慣病

生活習慣病

生活習慣病とは

食事や運動、休養、喫煙などの生活習慣が発症や進行の原因となる病気のことを「生活習慣病」と言います。生活習慣病には、糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)の3つが挙げられます。

進行することで命に関わる怖い病気

生活習慣病を放置して症状が進むと、ときに命に関わることがあります。
動脈の中にコレステロールや中性脂肪がたまることで動脈の弾力が失われてスムーズに血液が流れなくなります。これを動脈硬化と言います。

血液がつまって脳梗塞、心筋梗塞が発症

動脈硬化が進むと血液がつまって脳や心臓の筋肉に酸素や栄養が行きわたらなくなり、それぞれに障害が起きる脳梗塞や心筋梗塞が発症。死亡することもあります。動脈硬化には自覚症状がありませんから、定期的に健康診断を受けて、医師のアドバイスを受けることが必要です。

当院における生活習慣病の治療

当院における生活習慣病の治療

患者さんに合った治療を。一緒に改善をめざしましょう

生活習慣病の治療は患者さん自らが生活習慣を改善し、地道に取り組み続けることが大事。
年単位、ときには20年ほどの長期的な治療が必要になります。軽症であっても年に1度は医療機関を受診した方が良いでしょう。
当院でも長い目で見て、患者さん一人ひとりに向き合いながら診療をしていきます。

治療は食事、運動、投薬の3本柱

生活習慣病の治療は主に「食事」「運動」「薬」の3つにアプローチしながら行います。
当院では、患者さんの生活背景を考えながら、患者さんが取り組みやすい食事の改善や運動の内容を考えてアドバイスしております。

望ましいのは、薬に頼らない治療

当院では、患者さんの状態を見ながら、なるべく薬を減らしていきたいと考えています。現在は生活習慣病に効果的な薬もありますが、薬に頼りすぎると患者さんの生活習慣を見直す気持ちが弱まる可能性があるからです。コストもかかります。定期的な運動により、薬を1、2種類減らすことができます。患者さん自らが治していく治療をめざしています。

糖尿病

糖尿病とは

糖尿病とは

糖尿病は、血液の中のブドウ糖の量(血糖値)が慢性的に増えてしまう病気です。
人間はすい臓の働きにより、血中のブドウ糖の量を調整していますが、この働きが弱まることで糖尿病が発症します。
糖尿病にはⅠ型とⅡ型の2種類がありますが、日本人の9割以上はⅡ型に分類されます。Ⅱ型が起こる原因は、遺伝やカロリーの過剰摂取などの生活習慣だと言われています。

糖尿病の症状

糖尿病は自覚症状が出にくい病気ですが、中には以下の症状が現れることがあります。当てはまる方は一度ご相談ください。

のどがよく渇く、尿の量が増えた、体重が減った、疲れやすくなった

治療のポイント

カロリーの摂取量を減らすことが大切ですが、数字で言われてもピンとはこないでしょう。当院では、「ご飯のお椀から出た部分だけを減らして3分の2にする」「食パンを6枚入りのものから8枚入りのものにする」など、患者さんがイメージしやすいようにお伝えしています。

高血圧

高血圧とは

高血圧とは、安静時の血圧が慢性的に正常値よりも高い状態のことを言います。血管の内壁にかかる圧力が大きいために血管にダメージを与えたり、動脈硬化になって血流が悪くなったりします。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは

脂質異常症とは

脂質異常症とは、血液の中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えすぎたり、善玉コレステロールが少なくなったりする病気です。動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞などが起こる可能性が高まります。

治療のポイント

脂質異常症の治療においては定期的に運動することが最も大事だと当院は考えています。
体に負担がかかりすぎないよう、公園などなるべく地面の柔らかい場所で、やや疲れを感じる程度に歩いたり、ジョギングをしたりするのが良いでしょう。
患者さんによって体力は異なりますから、一律に「1日30分」よりも、「体が疲れる」という患者さんの感覚をベースに運動していくことをお勧めします。

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